最後の、そして165番目のエントリー

この土曜はシカゴへ行ってきた。いつものように、家内と二人車で出かけた。シカゴまではたいてい片道5時間程度、往復で10時間の運転になるのだが、これまで、あまり苦痛に感じたことはない。インターステートの55号線のあまりの単調さに耐えられないという人もいるようだが、私は一向に平気だ。家内が起きているうちは、将来のことなどについていろいろ話し、家内が眠ってしまうと(家内はけっこうすぐ眠ってしまうのだ…)、現れては消えていく景色を、追いかけるともなく追いかけながら、これまでのこと、これからのことなど、一人あれこれ脈絡なく考える。久しく連絡を取っていなかった友の顔がふいに景色の向こうに浮かび「あいつ、どうしてんだろうなあ。最後に会ったのはいつだったかなあ」と思ったりすることもあれば、どういうわけかラーメンのことで頭がいっぱいになり、ただひたすら、力一杯「あ~、ラーメン食いて~!!」と思いつめたりしていることもある。また、突然、仕事(もちろん授業のことだけど)のいいアイディアが浮かんで、「こりゃいいぞ!」と興奮ぎみに前の車を意味なく追い抜いたりすることもある。
今回はあちらで、みんなと続けてきたこのブログの話をしてきたせいもあってか、帰り道は、この一年の出来事が流れる景色とともに次々に心に浮かんできた。せっかくみんなで出かけたのに、カラオケ屋がしまっていたこと。そのときの金さんのすまなさそうな顔。ハロウィンの日に「怖い話」を語り合ったこと。ランディーさんとライオンズさんの手作りのコスチュームとランディーさんのお菓子。ライオンズさんのポゴ。先学期の期末試験のときのみんなの溜息。マンガとオノマトペのディスカッションとキャリーさんの持ってきた「Bathrooooooom!」。模擬面接。ワンさんの時差ぼけの話。おか・ようパーティー。キャリーさんの囲碁。呂さんのアパートでした新年会。ランディーさんの「ハロー友」。呂さんのアイススケート。そんなものが、もう次から次へと景色の向こうに浮かんでくるのだった。週に2回きりの授業だったけど、本当にいろんなことがあったなあと、なんだかしみじみしてしまい、思わず「でも、もう終わりなんだなあ」とつぶやくと、「あ、また寝ちゃってごめん」と、となりで家内が目を覚ました。
実はずいぶん長いこと、みんなとのこのブログの最後に何を書くべきかを考え続けていた。前にも白状したように、エントリーを書くのは毎回けっこう大変だったけど、今回はこれまでのどのときよりも大変だった。今回はこのブログの締めくくりなのだ。みんなに最後になんと言えばいいのだろうかとか、どんなエントリーがこのブログのおしまいにふさわしいのだろうかとか、ずいぶん前からいろいろ思いをめぐらせてきたのだが、いまだにこれだというのが見つからないのだ。いっそ、関係のない話を書いてしまおうかとも思い、書きかけたりもした。でも、全然話がまとまっていかないのだ。何か書こうとするのだが、この日曜日のシカゴからの帰り道のように、みんなとの出来事の思い出のかけらのようなものが次から次へと浮かんでくるだけなのだ。つい、それを追いかけるともなく追いかけているうちに、いつの間にか手が止まり、気づけば、ぼーっと頬杖をついてしまっているのだった。・・・というわけで、締めくくりとしてなんともしまらないエントリーではあるのだが、私のこんな有様をそのまま書いておくことにする。
短い間だったけど、みんないろいろありがとう。これからも元気で!時々は連絡ください。じゃ、みんなどこへ行っても頑張れよ!俺もここで頑張るから。

6 Comments:
ああ、先生、こちらこそ!いい思いでのいっぱいな年、いや、四年間、ありがとうございます。すごくお世話になって、ありがとうございました。私ががんばって、もちろん連絡します。
そうだよ。是非連絡してきてね。
まだここに残るからと、自分に言って期末のインパクトを弱めようとしたんですけど、それでも五年生の授業の終わりを考えると悲しくなります。
この四年間、たくさんたくさんお世話になりました。まことに感謝しています。
ああ、いい思い出ですね。
ワシントン大学にいる間にとった授業の中で一番印象を浮かんだ、一番いい思い出が作られた、一番楽しいチャレンジだったのは日本語の授業です。やはりワシントン大学に来てよかったです。
有留先生がいつも私たちのことを大事にしてくさってありがとうございます。将来にまたご連絡します。
この四年間、色々なお世話になりました。本当にありがとうございました。
有留先生と他のワシントン大学の日本語の先生がいっらしゃれなければ四年間日本語を勉強し続けたかどうか分からないのです。
いろいろなお世話になってありがとうございます。私も日本語の授業はいい思い出しがいっぱい作ると思います。ブログもものすごく面白かったですね。皆さんさよなら!
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